Health & Cureクリニック 赤坂

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診断方法

起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation)は、自律神経のバランスの乱れによって生じる疾患で、特に思春期の子どもに多く見られます。朝起きるのが難しい、立ちくらみやめまいなどの症状が特徴です。本記事では、起立性調節障害の診断プロセスや検査方法について詳しく解説します。

起立性調節障害の基本的な診断プロセス

起立性調節障害の診断では、まず症状の特徴や経過を丁寧に確認します。
立ち上がったときにめまいや立ちくらみがある、朝起きるのが難しい、顔色が青白いなどの身体的な変化を総合的に評価し、起立性調節障害の可能性を検討します。

起立性調節障害の身体症状項目は、

  • 立ち上がったときにめまいや立ちくらみがある

  • 長時間立っていると気分が悪くなり、倒れることがある

  • 少しの動作でも動悸や息切れがする

  • 朝なかなか起きられない

  • 顔色が青白く、食欲がない

  • 頭痛や頻繁な乗り物酔いがある

があり、このうち3つ以上の症状が見られる場合、または2つでも強く疑われる場合には、さらに詳細な検査を行います。

新起立テスト

起立性調節障害の診断に有効な「新起立テスト」では、10分間横になった後、筋肉を使わないように立ち上がり、以降1分ごとに10分間、血圧と心拍数を測定します。立ち上がった際に心拍数が急激に上昇したり、血圧が低下する場合、起立性調節障害の可能性が高いとされます。このテストで得られたデータにより、患者様の症状の重症度を把握し、タイプ分けが可能となります。

血液検査

起立性調節障害の診断では、血液検査も行います。鉄分や栄養バランス、ホルモンの状態などを確認し、体調全体の傾向を把握します。栄養不足が疑われる場合には、プロテインや鉄剤の補充を含む栄養療法を併用し、症状の改善を図ります。

症状のセルフチェックと問診

セルフチェックのポイント

起立性調節障害の症状があるか確認するため、セルフチェックも有効です。以下の症状が3つ以上当てはまる、もしくは2つの症状が強く疑われる場合は、専門的な診断を受けることが推奨されます。

  • 立ち上がったときにめまいや立ちくらみがある

  • 長時間立っていると気分が悪くなり、倒れることがある

  • 少しの動作でも動悸や息切れがする

  • 朝なかなか起きられない

  • 顔色が青白く、食欲がない

  • 頭痛や頻繁な乗り物酔いがある

これらの症状が続く場合、専門医による診察を受けることをお勧めします。

問診と症状の詳細確認

起立性調節障害の診断では、症状の発症時期や日常生活への影響を詳しく確認する問診が重要です。体調の変動や症状の出現タイミングを把握することで、起立性調節障害の有無や重症度を判断します。また、心理的なストレスが症状に関与しているかも併せて確認します。

起立性調節障害の重症度と治療の目安

重症度の評価

起立性調節障害は、日常生活への影響に応じて軽症・中等症・重症に区分されます。この評価は小児心身医学会ガイドラインに基づき、症状や生活状況に応じて行われます。

  • 軽症:症状はあるが日常生活や学校生活への影響が少ない

  • 中等症:午前中に症状が強く出て、週に1〜2回程度の遅刻や欠席が見られる

  • 重症:ほぼ毎日強い症状が続き、日常生活や学校生活に大きな支障が出る

この重症度評価に基づいて治療プランを具体化し、必要なサポートを提供します。

よくある質問:診断に関する疑問点

起立性調節障害は朝起きられないことに関係しますか?

はい、起立性調節障害の症状は朝に強く出やすく、午前中は体調が悪くなることが多いです。長時間横になっている間に血圧が低くなるため、立ち上がると血流が不十分になり、めまいや倦怠感が生じやすくなります。

起立性調節障害と似た症状を持つ病気にはどのようなものがありますか?

貧血や甲状腺機能の低下、心疾患など、起立性調節障害と似た症状を呈することがあります。検査を通して体の状態を確認し、総合的に診断を行います。

起立性調節障害はどの診療科で診てもらえばよいですか?

起立性調節障害は小児科や内科で診察可能ですが、専門的な知識を持つ医師による診断と治療が望ましいです。当院では起立性調節障害を専門的に診療しており、子どもから大人まで幅広く対応しています。気になる症状がある場合はぜひご相談ください。

成人も起立性調節障害を発症しますか?

起立性調節障害は主に思春期の子どもに多い病気ですが、成人も発症することがあります。成人の起立性調節障害は、ストレスや生活習慣の乱れ、自律神経の不調が原因となることが多く、起床困難、めまいや立ちくらみ、倦怠感が特徴です。

起立性調節障害の検査費用について

検査費用の目安

起立性調節障害が疑われる場合、血液検査や新起立テストなどの検査は保険適用内で実施されます。東京都の場合、18歳未満の医療費が無料であるため、自己負担はありません。受診は月に1〜2回、血液検査は3ヶ月から半年に1回程度が目安です。

自費のオプション

当院では栄養療法の一環としてプロテインの摂取を勧めていますが、プロテインは市販品を各自でご用意いただく形になります。また、酵素ジュース教室などのセミナー参加は自費扱いです。検査や治療に関する詳細な費用については、診察時にご確認ください。

まとめ

起立性調節障害の診断には、症状の経過を丁寧に確認し、問診や新起立テスト、血液検査などを組み合わせて行います。特に思春期の子どもに多く見られるため、周囲の理解とサポートが重要です。起立性調節障害が疑われる症状がある場合は、当院にご相談ください。

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