昼夜逆転と不登校が続いた日々から、元気に学校生活を送れる毎日へ
患者様の体験談
初診時の症状と状況
症状: 昼夜逆転、不眠、不登校、欠席・遅刻が多い
登校状況: 1週間に1回程度の登校がやっとで、頻繁に早退していました。
体調の点数: 1(0が全く不調、10が元気いっぱいの基準)
ご家族の言葉:
「子供の場合は、風邪の症状から始まり微熱が続いて、徐々に高熱と夜中に何度も起きることが続いていました。病院では解熱剤を処方され、家で安静にするしかないと言われました。熱がどんどん高くなり、悪化しているように感じたため、担当の先生が栄養療法に詳しい山口先生を紹介してくださいました。」
治療の経過と改善の様子
治療開始後、栄養療法を導入し、サプリメントやプロテインの摂取を始めました。慣れるまで苦労もありましたが、徐々に改善が見られるようになりました。6月末に通院を開始し、8月中旬から体調が緩やかに回復していく様子が感じられました。
体調の点数は、初診時の1から現在は9にまで改善しています。
「10月にマイコプラズマにかかってしまった際も不安でしたが、1週間ほどで治りホッとしました。現在では学校も休まず元気に登校しています。」とご家族も話しています。
現在の症状と状況
症状: 以前の状態に戻り、平熱が以前より高くなりました。
登校状況: 毎日学校に通っています。
体調の点数: 9

ご本人とご家族のコメント
治療の感想:
「錠剤のサプリメントは飲めたのですが、プロテインを飲むのに10分以上かかったり、慣れるまでは飲めないと泣いている時もありました。でも現在では学校も休まず元気に登校しています。本当に安心しました。」院長・山口への言葉:
「山口先生に診ていただいたおかげで、今では安心して学校生活を送ることができています。本当に感謝しています。」
院長・山口からの解説
この患者様は「高熱の継続」と「睡眠障害」という症状に対し、栄養療法が有効であったケースです。高熱が長期間続く状態や途中覚醒といった睡眠障害は、自律神経のバランスを整える「セロトニン」という物質の不足が一因である可能性があります。セロトニンの材料となる鉄分やタンパク質が不足していると、恒常性の維持機能が働かなくなり、症状を引き起こす場合があります。
当院ではまず血液検査を通じて栄養状態を詳しく把握し、鉄分やタンパク質をはじめとする不足しがちな栄養素を適切に補うことで、自律神経の働きを正常に戻す治療を行っています。
この患者様は、ゴールデンウィーク中に風邪をひいたことをきっかけに高熱が続くようになり、前医での対症療法では改善が見られなかったため、当院を受診されました。初診時の血液検査では、鉄分やタンパク質の不足が顕著に見られ、栄養療法を開始しました。
プロテインを飲むのが難しく、慣れるまで苦労もありましたが、治療を続けていただいたことで徐々に解熱の日が増え、現在では平熱が安定しています。また、途中覚醒の症状も消失し、夜間の睡眠がしっかりと取れるようになったとの報告を受けています。
おそらく、風邪をひいた際に体内のタンパク質や鉄分が消耗し、それによりセロトニンの生成が不足したため、高熱や睡眠障害を引き起こしたのだと考えられます。これは起立性調節障害とは異なるケースですが、根底にある自律神経の乱れと恒常性維持機能の低下が共通している点が興味深いです。
現在では元気に学校生活を送っており、ご本人も「体調が良くなったことで、生活がすごく楽になった」と話してくれています。栄養療法の根本的なアプローチが、このような症状の改善に有効であることを改めて実感しました。
引き続き、体調を安定させながら、健やかな成長を見守っていければと思います。