主体性を引き出す診療 — “選ぶのはあなた”が回復を早める理由
2025.8.26
起立性調節障害や慢性疲労など、原因の見えにくい不調に悩む子どもたち。
「Health&Cureクリニック赤坂」では、院長の山口里恵が大切にしている考え方の一つに 「患者さん自身の主体性を重んじる診療」 があります。
今回は、山口院長にその診療スタイルと実際のエピソードについて語っていただきました。
医師は伴走者 —— 押し付けない診療スタイル
—— 多くの患者さんは“お医者さんに治してもらう”という意識で来院されると思います。院長はどのようなスタンスで診療に臨まれているのでしょうか?
「もちろん医師として治療の提案は行います。ただ、私の考えは『私が治す』のではなく、『患者さんご自身が健康になる方法をお伝えし、一緒に歩む』というものです。
例えば、鉄分やタンパク質の補給、生活リズムの見直しなど、改善のために取り組めることはたくさんあります。けれども、それを一度に押し付けてしまうと続きません。大切なのは『やってみよう』と思える選択肢を提示し、その中から患者さんとご家族が納得して選べる環境をつくることだと考えています。」

情報は“必要な分”だけ —— 混乱させない工夫
—— 栄養療法や生活習慣改善は、新しい情報が多くて大変という声も耳にします。情報提供で工夫されている点はありますか?
「初診の段階からすべてを説明すると混乱してしまいます。ですから、その時点で必要なことに絞ってお伝えするようにしています。
例えば、酵素ジュース作りや高タンパク食の工夫なども、生活状況に合わせて段階的にご提案します。『これならできそう』と思える量の情報をお渡しすることが、治療の第一歩を踏み出すためにとても大切だと考えています。」
主体性が回復を後押ししたエピソード
—— “主体性”が回復を加速させた、印象に残るエピソードはありますか?
「ある中学生の患者さんが、起立性調節障害で朝起きられず、学校に行けない日々を過ごしていました。初診ではいくつかの改善方法をご提示し、ご本人とご家族が選んだのは『朝食にプロテインを加える』という小さな一歩でした。
その結果、1か月ほどで朝の体調が安定し始め、3か月後にはほぼ毎日登校できるまでに回復されました。
この変化は、『自分で決めて取り組んだ』という感覚が、継続と改善の原動力になったからだと思います。」

親子が安心して選べる医療を
—— 最後に、患者さんやご家族へ伝えたいメッセージをお願いします。
「当院が目指すのは、親子が『やらなきゃ』ではなく『やってみたい』と思える診療です。情報と選択肢をお渡しし、責められることのない安心感の中で自ら選んでいただく——それが、治療効果を最大限に引き出すと信じています。
慢性的な体調不良や起立性調節障害でお悩みの方は、ぜひ一度『Health&Cureクリニック赤坂』にご相談ください。一緒に、健康な未来への第一歩を踏み出しましょう。」




