“体の内側から整える医療” —— 栄養療法で変わる、健康の新しいかたち
2024.12.23
体調不良や慢性的な不調に悩む人々に、「体の内側から健康を立て直す医療」を届けたい。
そんな想いで、「Health&Cureクリニック赤坂」は日々の診療に取り組んでいます。
今回は、当院が力を入れている“栄養療法”について、院長の山口里恵に話を伺いました。
栄養療法は“健康の土台を作る医療”
—— 栄養療法とは、どのような考え方の治療なのでしょうか?
「栄養療法は、薬で症状を抑えるのではなく、体に必要な栄養を補い、バランスを整えることで根本から健康を取り戻すアプローチです。
私たちの体は、日々の食事でつくられています。だからこそ、“足りないものを補う”ことが何よりの治療になると考えています。
当院では、患者さん一人ひとりの体質や生活環境を丁寧に把握し、無理なく続けられる栄養プランを一緒に立てていきます。」
鉄とタンパク質が鍵 —— 自律神経を整える栄養補給
—— 具体的には、どのような栄養素を重視しているのでしょうか?
「特に意識しているのは、鉄分とタンパク質です。
これらは神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンの生成に不可欠な栄養素。つまり、鉄やタンパク質が不足すると、自律神経の働きが乱れ、心身のバランスが崩れてしまうのです。
当院では、血液検査で栄養状態を細かく分析し、データに基づいて補給プランを立てます。改善が早い方では、1週間ほどで変化を感じ始め、3ヶ月ほどで9割以上の方に何らかの改善が見られます。」

起立性調節障害にも“栄養から整える”アプローチ
—— 特に思春期に多い「起立性調節障害」にも力を入れておられますね。
「はい。起立性調節障害(OD)は、自律神経の働きが乱れ、立ちくらみや朝の不調を引き起こす疾患です。
当院では、鉄分やタンパク質の補給を中心に、腸内環境を整えることを重視しています。さらに、生活リズムや睡眠習慣を整えることで、体が“自分で立ち直る力”を取り戻せるようサポートしています。」
腸から整える —— 「腸脳相関」へのアプローチ
—— 最近は「腸と脳のつながり」も注目されています。
「そうですね。“腸脳相関”と呼ばれるように、腸内環境の乱れはメンタルや神経機能にも影響します。
当院では、プロバイオティクス(善玉菌)を活用し、腸内のバランスを整える治療を行っています。乳酸菌やビフィズス菌を含む食品やサプリメントを活用し、腸の多様性を高めることで、セロトニンの生成が促され、ストレス耐性や気分の安定にもつながります。
また、患者さんには腸内フローラの重要性をわかりやすくお伝えし、自分の体で変化を実感してもらうことを大切にしています。」
寄り添う診療 —— 家族も一緒に取り組む医療へ
—— 治療を進めるうえで大切にしていることは何ですか?
「医療は“先生が治す”ものではなく、“患者さんと一緒に作る”ものだと思っています。
特にお子さんの場合は、親御さんやご家族のサポートが欠かせません。治療方針だけでなく、日常生活での工夫や食事のポイントなども一緒に共有し、家庭全体で健康を支えられるようにしています。
ときには学校の先生方と連携することもあります。周囲の理解を得ながら、子どもが安心して回復できる環境を整えることが、私たちの目指す医療です。」

“体の内側から変わる感動”を一緒に
—— 最後に、読者へのメッセージをお願いします。
「栄養療法は、症状を抑えるための医療ではなく、“生きる力を取り戻す医療”です。
体の内側から変わっていく感覚を、多くの方に体験してほしい。
不調や疲れが続いている方、原因がわからず悩んでいる方も、どうぞ一度ご相談ください。
私たちは、あなたとご家族の健康を、生活の中から一緒に育てていきたいと思っています。」




