Health & Cureクリニック 赤坂

Health & Cureクリニック 赤坂

院長ブログ

起立性調節障害を得意とするクリニック

普通の小児科では届かなかったことを、今ここで実現できるように

2025.10.7

起立性調節障害や慢性疲労など、子どもの不調に向き合う「Health&Cureクリニック赤坂」。
院長の山口里恵は、勤務医時代に感じていた限界をきっかけに「もっとできる医療」を形にしようと開業しました。
今回は、日々の診療で大切にしている考え方について語っていただきました。


勤務医時代に叶わなかった取り組み

—— 院長は勤務医時代から「もっとできる医療」を模索されていたそうですね。

「小児科医として長く勤務してきましたが、その中で『こうできたらもっと良くなるのに』と思うことが多くありました。その一つが、管理栄養士さんとの連携です。

栄養は子どもたちの体質改善や回復に欠かせない要素です。しかし現場では診察の合間に短時間で食事指導を行うのが精一杯で、一人ひとりに合わせた提案をじっくりする余裕はありませんでした。

開業してからようやく、この課題に向き合えるようになりました。管理栄養士さんと協力しながら、背景や生活習慣に沿った栄養指導を少しずつ実現しています。将来的には料理教室を開きたいと考えているんです。お母さんや中高生が自分で作れる、簡単でおいしい高タンパクレシピを共有して、家族ぐるみで健康をつくる場にしたいと思っています。」

家族全員で整える医療

—— 診療は「子どもだけ」ではなく、家族全体を見据えているのですね。

「お子さんの不調は、家族の体質や生活習慣とも深く関係しています。同じ家で同じ食事をとり、腸内細菌まで似てくる親子も多いです。お母さんの健康状態がそのままお子さんの体調に影響していることも少なくありません。

だからこそ、本当は親御さんにも一緒に体を整えてほしいのです。酵素ジュースを親子で作って飲むだけでも腸内環境が整い、メンタルが安定することがあります。お母さんが元気になると、お子さんの回復も加速するのです。」

主体性を尊重する診療

—— 診療では、患者さんやご家族の主体性を重んじていると伺いました。

「開業してからも変わらず大切にしているのは、患者さんとご家族の主体性を尊重することです。私から一方的に『こうしてください』と押し付けるのではなく、選択肢を提示し、その中からご本人やご家族に選んでいただく。

自分で選んだ方法だからこそ続けられ、結果につながると信じています。保険診療の枠では踏み込めない部分もありますが、本当はもっと先の健康を見据えた提案も持っています。ただし、相手の状況や価値観を尊重することを何より大切にしています。」

「やらない」と決めたこともある

—— あえて取り入れていない検査もあると聞きました。

「起立性調節障害の診断に使われる新起立テストは、当院では行っていません。この検査は予後に影響しないとされていること、そして多くの患者さんに貧血や栄養失調が見られるため、まずはその改善を優先するべきだと考えているからです。

教科書通りの診断手順ではないかもしれませんが、患者さんにとって本当に意味のある医療を選びたい。そう思って、この判断をしています。」

一緒に作る「本当に健康な未来」

—— 最後に、患者さんやご家族へメッセージをお願いします。

「開業してようやく、本当にやりたかった医療を患者さんに届けられる環境が整いました。これからも管理栄養士さんやスタッフと協力しながら、病名や年齢に縛られない、家族まるごとの健康づくりを続けていきます。

もし今、お子さんやご自身の不調に悩んでいるなら、一人で抱え込まずにご相談ください。あなたとご家族が笑顔で過ごせる日常を、一緒に作っていきましょう。」

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