Health & Cureクリニック 赤坂

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院長ブログ

起立性調節障害を得意とするクリニック

「見えないストレス」にさらされる子どもたち―― 起立性調節障害は“現代型の生活習慣病”かもしれない

2026.2.4

「Health&Cureクリニック赤坂」には、全国から起立性調節障害(OD)や不登校に悩むお子さんが訪れています。

診療の中で山口里恵院長が感じているのは、
この病気が決して“原因不明”ではなく、
“今の時代特有の環境”が子どもたちの体に影響を与えているのではないか
という確信でした。

食品、電磁波、タブレット教育。
避けることはできなくても、「整える」ことはできる。
今回は、現代の子どもたちを取り巻く“見えないストレス”と、それにどう向き合うかを伺いました。

「起立性調節障害の子どもは、今や70万人」

―― 現在、起立性調節障害の子どもたちはどのくらいいるのでしょうか。

「全国でおよそ70万人と言われています。
これはもう“珍しい病気”ではなく、どこの学校にも何人もいる規模です。

しかも、これは都市部だけの話ではありません。
私のクリニックには、新潟や福島など、遠方から通ってくるご家族もいます。

つまり、どこに住んでいても起こり得る病気。
そして、“今の時代だからこそ増えている病気”なんです。」

「昔はなかった病気が、なぜ今こんなに増えたのか」

―― “今の時代だから増えている”というのは、どういう意味でしょうか。

「私は、起立性調節障害を“現代型の生活習慣病”だと捉えています。

昔の子どもたちにはほとんど見られなかった病気が、
ここ10年ほどで急に増えている。

だとすれば、体質や遺伝ではなく“環境”の問題と考える方が自然です。

今の子どもたちは、毎日たくさんの“見えないストレス”にさらされています。
食品添加物、農薬、超加工食品、そして電磁波。
どれも直接的な“毒”ではないかもしれませんが、
積み重なることで体に大きな負担をかけています。」

「食べているのに、栄養が届かない」

―― 食の変化については、どのように感じていますか。

「子どもたちの血液データを見ていると、“食べているのに足りていない”子が本当に多いです。

おにぎりやパンを食べていても、炭水化物ばかり。
たんぱく質やミネラルが足りない。

しかも、食品添加物や農薬が入った食材を毎日摂ることで、
腸が炎症を起こし、吸収力が落ちてしまう。
これでは、どれだけ栄養を入れても“届かない”んです。

起立性調節障害の根っこには、
“腸の疲弊”があると感じています。」

「電磁波やタブレットも、“ゼロにできない負担”」

―― 最近は、電磁波やデジタル機器の影響を気にされる方も増えています。

「はい。実際、私自身も“無関係ではない”と感じています。

たとえば、タブレット教育。
今の学校では、1人1台の端末が当たり前で、
朝から夕方まで子どもたちは画面を見続けています。

これは“視覚疲労”や“姿勢の問題”だけではなく、
電磁波による自律神経の乱れにもつながっている可能性があります。

もちろん、タブレットを使わないという選択は現実的ではありません。
でも、“少しでも整える”ことはできるんです。

たとえば、タブレットやスマホに貼る電磁波対策のシールを使う。
寝るときはWi-Fiをオフにする。
それだけでも、体の感覚が変わる子がいます。」

「“怖がる”より、“整える”という考え方を」

―― どうしても、こうした話は不安をあおる方向にいきがちですよね。

「そうなんです。
『電磁波が怖い』『添加物が危険』と聞くと、
全部を排除しようとしてしまう。

でも、それは現実的ではないし、かえってストレスになります。

大事なのは、“できる範囲で整える”という考え方。
100点を目指さなくてもいいんです。

朝起きたら窓を開ける。
Wi-Fiを寝る前に切る。
パンを減らして、お味噌汁を1杯増やす。

そんな“小さな一歩”の積み重ねが、
確実に子どもたちの体を変えていきます。」

「子どもたちは、本能で“わかっている”」

―― 現場で印象に残っているエピソードはありますか?

「はい。
あるお子さんは、初めて来院したとき、
天日塩を見た瞬間に『これ食べたい!』と言って、
袋のまま舐め始めたんです。

お母さんはびっくりして止めようとしましたが、
私は“体が欲しているんだな”と思いました。

体は本能的に、自分に足りていないものを知っています。
だから、子どもたちが“気持ちいい”“美味しい”と感じるものは、
たいてい体に合っているんです。

自然のもの、発酵したもの、天日干しの塩。
それらを少しずつ取り入れるだけでも、
子どもたちは確実に変わっていきます。」

「完璧を求めない“家族ぐるみの整え方”」

―― 最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

「今の時代は、“完全に避ける”ことはもうできません。
だからこそ、“どう生きるか”を選ぶ時代だと思っています。

完璧を目指すよりも、
“できる範囲で整える”という姿勢を持つこと。
それが、親子の体も心も守る第一歩です。

お母さんが変わると、家全体の空気が変わります。
お父さんが一緒に関わると、子どもはもっと早く元気になります。

“現代型の生活習慣病”を防ぐのは、
特別な薬でも、高価な治療でもなく、
日々の暮らしの中にある“整える力”なんです。」

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