Health & Cureクリニック 赤坂

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院長ブログ

起立性調節障害を得意とするクリニック

「何かしてあげたい」と思ったときに―― お母さんの手ができる“家庭の医療”

2026.1.14

朝、なかなか起きられない。
食欲がない。
元気が出ない――。

そんなお子さんの不調を前に、「何かしてあげたいけれど、何をすればいいのか分からない」と感じているお母さん・お父さんは多いのではないでしょうか。

「Health&Cureクリニック赤坂」では、通院や薬だけに頼らず、“家庭でできる医療”を大切にしています。
それは特別なことではなく、手で握るおにぎりや、朝の一杯の塩水。
小さな実践が、体と家族の未来を変えていく――。

今回は、山口里恵院長に“今日からできる小さな一歩”について伺いました。

「医療は、家庭の中に戻していける」

―― 先生が“家庭でできる医療”という言葉を使うのには、どんな想いがあるのでしょうか?

「私は、医療というものを“病院の中だけに閉じ込めたくない”と思っています。

お母さんやお父さんが日々つくる食事や、家の中の空気。
そうした日常の一つひとつが、子どもの体を作っています。

だから、私の役割は“病院で治す”ことよりも、“家庭の医療力を取り戻す”こと。
そのために、誰でもできる“具体的な方法”をお伝えするようにしています。」

「まずは塩。手で握るおにぎりから始めてほしい」

―― 今日からすぐできる“最初の一歩”を教えてください。

「一番簡単で、効果が早いのは“塩”ですね。

たとえば、手をきれいに洗って、天日干しの塩をたっぷりつけたおにぎりを握る。
お母さんが手で握ることで、子どもとの“エネルギーの交換”も起こります。

それだけで、朝の食欲が戻ったり、便通が整ったりする子が本当に多いんです。

もう一つは、塩水
コップ1杯(約200ml)の水に、天日塩を2g弱――つまり0.9%の濃度で溶かしたものを、朝晩飲むようにします。

(※なお、塩は何でもよいわけではなく、当院では“天日干しの塩”に限って指導を行っています。)

これは“生理食塩水”と同じ濃さ。
体に負担をかけずにミネラルを補給でき、自律神経を支える大きな助けになります。

『朝が少し楽になった』『お腹の調子が変わった』
そんな声が、たくさん届いています。」

「塩を欲しがる子どもは、体が教えてくれている」

―― 子どもたちの反応に、何か特徴はありますか?

「面白いくらいに、“足りていない子ほど塩を欲しがる”んです。

あるお子さんは、病院で塩を買って帰ったその足で、家に着くなり袋からそのまま舐め始めてしまったそうです。
お父さんが“お前、何してるんだ!”と驚いたというエピソードがあるくらい。

でも、それは体が“求めている”サイン。
天日塩には100種類以上のミネラルが含まれています。
単なる塩分ではなく、体の電気信号を支える“情報”のようなものなんです。

ミネラルが整うと、神経の伝達もスムーズになり、自然と体のリズムが整っていきます。」

「腸が整うと、心が整う」

―― 塩と並んで、酵素ジュースや腸の話もよくされていますね。

「はい。
実は、“心の安定”の7割以上は腸でつくられているんです。

腸で作られる“セロトニン”という神経伝達物質が、自律神経と深く関わっていて、
腸が荒れていると、どれだけ栄養を入れても神経が落ち着かないんです。

だから、腸を整えることは“気持ちを整える”ことでもあります。

理想は酵素ジュースを取り入れることですが、すぐに難しい場合は、ぬか漬けもおすすめしています。
どちらも“腸内細菌のごはん”になります。

ただ、ぬか漬けにも選び方があるので、詳しくは酵素教室などで説明を受けてもらうと安心ですね。」

「小さな一歩が、家族の空気を変えていく」

―― こうした実践を通じて、どんな変化を感じますか?

「家庭の“空気”が変わります。

塩おにぎりを握る時間、朝に塩水を飲む習慣、酵素ジュースを一緒に仕込む時間。
そのどれもが、親子の“共同作業”になります。

子どもが笑顔を取り戻し、朝が少し楽になってくると、お母さんの表情も変わっていく。
そうすると、家全体の空気が柔らかくなるんです。

だから私は、“体を整えることは、家族を整えること”だと思っています。

最初はほんの小さな一歩で大丈夫です。
それを続けていくうちに、体も、心も、そして家庭も、少しずつ変わっていきます。」

「医者がいなくてもできる医療へ」

―― 最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

「私が目指しているのは、“医者がいなくてもできる医療”です。

もちろん、病院や薬が必要な場面もあります。
でも、日々の中に“体を整える力”を取り戻していけば、
“病院に行く前にできること”がたくさんあるんです。

お母さんの手のぬくもり、お父さんの料理、家庭の会話――。
それらがすべて、医療の一部になっていく。

“家庭でできる医療”を広げていくことが、これからのHealth&Cureの使命だと思っています。」

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