「ようやく“私たちの医療”が形になってきた」―― Health&Cure赤坂のこれから
2025.11.26
開業から8ヶ月。
「Health&Cureクリニック赤坂」には、起立性調節障害(OD)や慢性疲労、不登校など、さまざまな悩みを抱えた子どもたちとご家族が訪れています。
日々の診療を通じて、山口里恵院長は“このクリニックだからこそできる医療”の形が、少しずつ輪郭を持ち始めたと話します。
その背景には、患者さんの回復と家族の変化、そして自身の成長がありました。
今回は、8ヶ月の歩みを経て確信に変わった「私の医療のかたち」、そしてこれからの展望についてお話を伺いました。
「ようやく“手応え”がつかめてきた」
―― 開業から8ヶ月、今どんな変化を感じていますか?
「やっと“手応え”というものを日々感じられるようになってきました。
勤務医だった頃は、栄養療法を中心に診療していましたが、
もっと幅広い手札を持って、根本から回復を支えられる医療をしたい——。
その思いがあって、このクリニックを開業しました。
ただ、開院当初はまだ“自分が信じるアプローチ法”を十分に使いこなせていなかったんです。
酵素ジュースやミネラル、生活環境の整え方など、頭の中には描いていても、
実際に患者さんにどこまで勧めていいのか、手探りの部分もありました。
でも、初期の頃から信じて取り組んでくださったご家族の中に、
半年を過ぎて“卒業”していくお子さんがどんどん増えてきて。
その変化を目の当たりにするうちに、
『やっぱりこの方向で間違っていなかったんだ』と、確信に変わってきたんです。
今は、腸活やミネラル、生活環境までを含めたトータルのアプローチが
確実に成果を生み出していると実感しています。
“自分の医療”が、ようやく形になってきたと感じています。」

「“成長が終わるまで待つ”ではなく、“今取り戻す”」
―― 起立性調節障害の治療において、先生が大切にしている考え方を教えてください。
「よく“成長が終われば治る”と言われますが、私はそうは思っていません。
ちゃんと治療をすれば、ちゃんと回復していくんです。
思春期のこの時期にしか経験できないことって、たくさんありますよね。
友達と笑い合ったり、部活に打ち込んだり、夢中になれる時間がある。
それを“病気とともに過ごす時間”で終わらせてしまうのは、あまりにももったいない。
だからこそ、できるだけ早く介入して、失われた時間を家族みんなで取り戻してほしい。
そのサポートをするのが、私の役目だと思っています。」
「“家族が整う”ことが、回復の本質」
―― 治療を通して、家族全体の変化を感じることもありますか?
「すごくあります。
不登校のお子さんが一人いるだけで、家庭全体がどんどん暗くなっていくんです。
下の子が一緒に休むようになったり、お母さんが働き方を変えざるを得なかったり。
お父さんとの意見がすれ違ってしまうこともあります。
でも、子どもが少しずつ元気を取り戻すと、家の中の空気が明るく変わるんです。
笑い声が戻ってきて、家族全体が整っていく。
“子どもが治る”というのは、“家族が元に戻っていく”ということ。
だから私は、“一人の治療”というより、“家族の回復”を大切にしています。」
「治療は“信頼と実践”の積み重ね」
―― 治療がうまくいくご家族には、どんな共通点がありますか?
「やっぱり、“どれだけ信じて実践してくれるか”ですね。
私がお伝えしたことを“まずやってみよう”と思ってくださる方ほど、回復が早いです。
たとえば、ある小学生の女の子のご家庭では、お父さんが中心になってすべて実践してくれました。
酵素ジュースも天然の塩も、すべて言った通りに取り入れて。
それまでインスタント中心だった食事を、一から手づくりに変えてくださって。
そのお子さんは、半年で卒業されました。
“信じてやってみる”という行動が、治療のスピードを大きく変えるんです。
信頼して実行してくださるご家族ほど、やっぱり確実に良くなっていきます。」
「“現代型の生活習慣病”としての起立性調節障害」
―― 起立性調節障害を、先生はどのように捉えていますか?
「私はODを“現代型の生活習慣病”だと考えています。
昔は少なかったのに、今の子どもたちに増えている。
ということは、“今の環境”に原因があるはずなんです。
電磁波、農薬、化学調味料、超加工食品——。
そういった“目に見えないストレス”が、自律神経に負担をかけている可能性があります。
腸内環境の悪化やミネラル不足も深く関わっています。
だから、体を内側から整えることを重視しています。
酵素ジュースで腸を元気にし、ミネラルで神経を支える。
それが、自律神経を立て直す一番の近道なんです。」
「“同じ方向を向ける人”と、これからも歩いていきたい」
―― 今後、先生が見据える“次のステージ”とは?
「この8ヶ月で、ようやく“私の医療”が形になってきた実感があります。
治療の中心には、いつも“信頼”と“実践”がある。
そして、私と患者さんが同じ方向を向いているかどうか——そこがすべてなんです。
どれだけ学びを重ねても、どれだけ技術が進歩しても、
最終的に医療を動かすのは“人の心”だと思っています。
私はこれからも、私を信じて一緒に歩んでくれるご家族と向き合いながら、
このクリニックでしかできない医療を、丁寧に育てていきたいです。」




